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2024/02/20

「SHOGUN 将軍」ジャパンプレミア  真田広之「東西の壁を乗り越えて一丸となって作ったことがこの作品のメッセ-ジ」

 米ドラマシリ-ズ「SHOGUN 将軍」のジャパンプレミア試写会が19日、東京都内で行われ、主演とプロデュ-サ-を務めた真田広之、コズモ・ジャ-ビス、アンナ・サワイ、平岳大、西岡徳馬、二階堂ふみほかが登壇した。
 本作は、徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされたジェ-ムズ・クラベルの小説をドラマ化。戦国一の武将・虎永と、その家臣となった英国人航海士のブラックソ-ン(後の按針)、2人の運命の鍵を握る謎多きキリシタン鞠子が繰り広げる壮大な叙事詩。2月27日からディズニ-プラスの「スタ-」で独占配信される。
 真田は「長い旅路の果てにようやく日本の観客の皆さまにお披露目できる日が来たことをうれしく思います。ここにいる、そしてここにいない多くのスタッフやキャストの情熱の結晶を見ていただける日がきてうれしいです」とあいさつ。
 ジャ-ビスは「コミュニケ-ションのバリア-などいろいろと挑戦や苦労はありましたが、逆にそれはブラックソ-ンの物語や彼への道のりに近いことでもあったので、役に立ちました。そういう形にしていくことで、本格的なリアルさが得られましたし、真田さんとは目だけでコミュニケ-ションを取っていました。お互いのことを知るに連れてコミュニケ-ションも深まっていきました。何かあればそこにいてくださいましたし、仕事に対する姿勢を、真田さんの背中を見ながら見習いたくなりました」と語った。
 サワイは「全て重要なシ-ンなので一つ選ぶのは難しいのですが…。鞠子のある決断で分岐点になるシ-ンがあるのですが、そのシ-ンを演じている時に本気でやり過ぎて長刀が半分に折れたり、歯がちょっとかけたりというのはありました」と笑顔で明かした。
 また、西岡や平が、撮影現場でハリウッドと日本の架け橋となった真田の存在がいかに大きかったかを振り返り、真田のスピリットに感動したことを伝えた。
 真田は「この役を引き受けようとなったときに、なぜ今この役を演じるのか、モデルである家康公が戦乱の世をようやく終わらせ、長きにわたる平和を築きました。そのことはまさにこの時代だからこそ求められているヒ-ロ-像なんじゃないかという思いで飛び込んだんです」と明かした。
 最後に、「勇気を持って日本から海外の作品へ飛びこんでいただいたキャスト、そして時代劇のスペシャリストのクル-たちの才能をいかに最大限引き出すかが自分の仕事だと思って現場で戦ってきました。東西の壁を乗り越えて一丸となって作ったこと自体がこの作品のメッセ-ジだと思いますし、スト-リ-とメ-キング、両方をくみ取っていただけるとうれしいなと思います。見どころは、全シ-ン全カットだと言いたいです。全てのエピソ-ドが宝物です」と語った。

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